第19回熊本県理学療法士学会

原点回帰

理学療法士を育てる

学会長挨拶


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学会事務局長:野原 慎二

第19回理学療法士学会開催にあたって

第19回 熊本県理学療法士学会
学会長 明瀬 敬二

今回、第19回熊本県理学療法士学会を平成28年2月28日(日)に熊本保健科学大学で開催するにあたり一言ご挨拶申し上げます。
「あなたは理学療法士を志した時のことを覚えていますか?」
理学療法士及び作業療法士法が公布され早半世紀、治療医学の進歩、予防医学の発展、介護保険のスタートに伴い我々の活躍の場は多岐に渡って来ました。
 医療・介護・福祉、また、急性期・回復期・維持期で考えるならば更にフィールドは拡大しています。年間1万人を超える理学療法士が誕生する昨今、熊本県下では総会員数2400名を超え、その質が問われています。
2025年問題に向け、地域包括ケアシステムの構築を国が推進しているのは周知のとおり、このシステムを進めていくためにも我々理学療法士の質を上げていく必要があります。
 今学会は、原点回帰をテーマに、理学療法士を育てるをサブテーマとしました。このテーマをもとに今回のシンポジウムにおいて、社会に適応・貢献できる理学療法士を育てるために、臨床教育実習や新人教育の現状と課題、今後の展望などについて議論を進めたい。
 また、市民公開講座では生活習慣病と同じく、生活の質を下げる肩・腰・膝の痛みに焦点を当て、「痛みを減らして、笑顔を増やそう!」〜肩・腰・膝の運動療法〜をテーマに、中央ブロック会員による講義と実技指導を企画いたしました。日頃の些細な悩みがこの公開講座で少しでも解消され、笑顔が増えれば地域社会への貢献の第一歩です。
 これからの少子高齢社会で、リハビリテーションの専門家として理学療法士が参加していくために、地域社会を支える柱の一本になれるように我々皆で育てていきましょう。
 最後になりますが、今学会が明日からの臨床や教育に、これからのリハビリテーションに、社会生活において意義あるものとなることを祈念いたしますと共に、今学会開催に際して多大なるご支援ご協力頂いた皆様に心より感謝申し上げます。