公益社団法人 熊本県理学療法士協会

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理学療法士現場インタビュー

地域への恩返し

名前 中村 智哉
経験年数 8年目
活動領域 通所介護

 きっかけは、実習の際に経験した地域のサロン活動でした。

そこから地域リハというものに興味を持ち、訪問リハ・通所リハを経て、現在は通所介護という領域で働いています。

「最期は住み慣れた自宅で、家族に見送られながら、その瞬間を迎えて欲しい」との理念を持って在宅でのリハビリテーションに関わっています。しかし、在宅生活を最期まで続けるという事は困難な場合が多く、担当していた方が翌週には突然入院し、その後自宅に帰ることなく病院で最期を迎える。このようなケースは珍しくはありません。

1970年代前半までは自宅で亡くなる方の割合が多かったのが、現在では病院で亡くなる方の割合が圧倒的に増え、自宅で亡くなる方は1割ほどしかいないというデータがあります。データが示すように、「住み慣れた自宅で家族に見守られ最期を迎える」のは、理想に近いのかもしれません。

通所介護の開設から関わらせて頂き、3年目となりました。当センターには同じ思いを持つ仲間がおり、徐々に私たちの取り組みも理解されてきたと実感しています。また、地域に対して以前とは違った形での関わり方となり、更なるやりがいと可能性を感じています。

 地域に育てて頂いた恩を、これから地域に返していきたい。理想かもしれないその理念を追うことが恩返しに繋がると信じ、私たちは本気で、地域に根ざしたリハビリテーションサービスを提供していきます。

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