第21回 熊本県理学療法士学会

変容 modification

~次のステージへ〜

学会長挨拶


お問い合わせ先

菊池郡市医師会立病院

〒861-1306 熊本県菊池市大琳寺75−3

TEL:0968-25-2191 FAX:0968-24-5762

メールkumamotopt21@gmail.com

学会事務局長:緒方祐介(山鹿リハビリセンター)

問い合わせ担当:準備委員長 吉田盛児

学会長挨拶

第21回熊本県理学療法士学会  学会長 大籠安男

 平成28年4月に起きた熊本地震からの復興への道のりも2年目。あらためて震災でお亡くなりになられた方、そのご家族には心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。さらに復興にむけた速度が増し、一日も早く安心安全な生活を取り戻せますことを祈念いたします。  さて、この度第21回熊本県理学療法士学会を県北ブロックの担当にて、玉名の地で開催できます事を心よりうれしく思います。 本学会のテーマは「変容〜次のステージへ〜」です。地域包括ケアシステムの構築に向け各地域での多職種連携会議や地域ケア会議等の開催も進み、職場以外で多職種が顔を合わせる場面は増えつつあります。そのように多職種が顔を合わせ議論する場面において、専門職が故の葛藤を経験することも少なくないと思います。「なぜ、こうしないのだろう?」「なぜできないのだろう?」。これは地域だけではなく病院や施設の中でも同じではないでしょうか?それぞれの職種がもつ職業観はとても大切なことです。その専門職としての価値観をしっかりと持ちつつ、そして様々な価値観の中で一人の住民・患者・利用者について議論していくために必要なセンス(あり方)はなにか?地域包括ケアシステムの構築に向け、ここに一歩踏み込んでいきたいと考えております。  そこで市民公開講座として、グループダイナミクスを専門とされ実績あるリーダー研修を手掛ける熊本大学吉田道雄名誉教授にご登壇いただき、「元気で安全な職場創りのコミュニケーション―職種の壁を乗り越えよう―」をテーマにご講演いただきます。  さらに、本学会の開催日が平成30年度、診療報酬・介護報酬の同時改定の直前であり、改定についての情報も出ている時期と思われます。ここで元熊本県理学療法士協会会長であり、現在参議院議員としてご活躍されている小川克己先生にご登壇いただきます。テーマは「一歩を踏み出す!〜30年同時改定と理学療法士のこれから〜」です。しっかりと制度の現実(真意)をみて、新年度からの力強い一歩を踏み出せるようなお話が聞けるかと思います。  さあ、2025年、さらにその先の2045年に向け、我々の「あり方」の変容=modificationが必要です。まずは平成30年、そしてそこからの未来を明るく輝かしいものとしていくために本学会が決意の機会となれば幸いです。共に次なるステージに進みましょう!!